Life can be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.― Charles Chaplin
人生は恐れなければ素晴らしい。それに必要なものは、勇気と想像力と、そして少しばかりのお金だけだ。- チャールズ・チャップリン
こんにちは。もやもや悩み会計士の「こしだ」です。
トップページにも書いてあるとおり、独立して以来、将来の不安やギラギラ営業できないことにモンモンと悩んでいました。
そして、あの手この手でなんとかそれを克服してきました。
そこで、同じような自営業者ならではの不安や悩みをすこしでも和らげることができるかもしれない情報を発信しています。
・漠然とした不安があって、なんか調子が出ない
・自分に自信が持てない
などモンモンとしている自営業者のあなたの良い解決方法になるかもしれません。
あなたが不安ときちんと向き合えるようになって、
ビジネスとしてやるべき事をしっかりできるようになれるきっかけになれば嬉しい限りです。
なんか気分が乗らないことは誰にでも頻繁にある普通のこと
今回のお話は、
一時期むさぼるように読んでいたACT(Acceptance and commitment therapy)というアメリカの行動心理療法の本からの知識です。
その内容は以下のようなことでした。
今の現代社会は、みんながいつもご機嫌でいないといけないよう同調圧力が非常に強くて、
みんながあたかもいつもご機嫌であるかのようにふるまっています。
また、それが現代社会のマナーでもあります。
そのためか、
みんないつもご機嫌でいることが普通であるかのような錯覚についつい落ちいってしまいます。
落ち込んだり不安になったりすることは普通のことではなくて、
もし自分がそうなってしまったら自分が何か欠陥があると思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
でも、決して人間はそんな単純な生き物ではなく、
気分が乗らなかったり落ち込んだり不安を感じることがあるのが普通であり、
いつも機嫌が良くなければならないと思わなくて良いのですよ。
という話でした。
わたしは、まあまあ頻繁になんだか不安になったり、自信が出なかったりしていたので(今でも)、
なるほど、そんなわたしでも問題ないんだ、と結構勇気づけられました。
合わせて、なぜ人間は不安になったり、自信がなくなったりするのかの理由について、
下記のようなセクションが続いていました。
人間は負の感情のほうが多い
まず冒頭に、
「人間の感情を思いつくがままに挙げてみてください」、というような問い掛けがありました。
さっそく、やってみましょう。
喜び、楽しみ、悲しみ、驚き、恐れ、慈しみ、誇り、妬み、憎しみ、不安、怒り、奮起、哀れみ、疑い、
こんなものでしょうか。他にもあるかもしれませんが。
では、これを前向きなものと後ろ向きなものに分けてみましょう。
前向きなプラスの感情は、喜び、楽しみ、驚き、慈しみ、誇り、奮起、でしょうか。
マイナスの後ろ向きな感情は、悲しみ、驚き、恐れ、妬み、憎しみ、不安、怒り、哀れみ、疑い、ですかね。
たしかに、プラスの前向きな感情のほうが少ないですね。
もしくは、約半分は負の感情です。
人間の脳みそはこういう風に、
かなりマイナスな負の感情を感じるようにできているみたいです。
なぜなのでしょう?
サバンナで生き抜くために必要であった不安などの負の感情
それは、
数百年前の遠い昔から始まった、初期の人類のサバンナでの生活が舞台になります。
草陰からタイガーのような猛獣が急に襲って来たり、食べ物を取ることができなくなったりなど、
命を失う危険がそこらへんにゴロゴロしていました。
そんな環境の中では、
こうなったらどうしようという不安や疑いなどの負の感情を頻繁に持って、
危険に対応できることのできる人たちが生き残る可能性が高かったのです。
それから数百万年を経た現代社会では、猛獣に襲われるとか、
食べ物がなくて餓死するなどの身体的な死の危険はほとんど無くなりましたが、
人類にとっては一番長く過ごしていた数百万年という時間はサバンナでの生活なので、
そこで何世代にもわたり負の感情のお陰で生き残り続けてきた結果として今存在している私たちは、
優性遺伝として負の感情のほうが多いということらしいです。
そういう訳ですから、気分が落ち込んでいたりいまいち乗らなかったりしても、
それが普通なんだ、みんなそうなんだという意識を持ってみてはどうしょうか。
あなただけが不安や悩みを持っているのではなく、
周りの人々も、いつもご機嫌そうに見えるけど、
実は不安やストレスがあってあまりご機嫌ではないかもしれないと思うと、少しは気が楽にならないですか?
そして、さらにこう思ってみるのはどうでしょう?
不安などの負の感情のお陰で生き残ってきた人々の子孫・末裔があなたなのでは?
少し前のところでも書きましたが、
不安や疑いなどの負の感情を持っていたからこそ、
サバンナで生きていた人類は猛獣に襲われることや飢えを回避することができました。
その子孫であり末裔である生き残りがあなたやわたしです。
ということは、
不安や疑いなどの負の感情はあなたの「敵」なのではなく、
あなたやあなたの先祖の「味方」であると考えることもできます。
そして、
これは不安などの負の感情と上手に付き合っていくためのとても有効な考え方だと思います。
あなたがビジネスが将来うまくいくかどうかなどの強烈な不安に襲われたり、
ちょっと自分のビジネス能力に自信が無くなった時などに、
このようにつぶやいてみるのはどうでしょう?
「ああ、この負の感情はわたしの味方だ。わたしを心配してくれている。
だから、恐れる必要はない。しっかりと一緒に歩んで行ったら良い。」
この考え方が本当に正しいものかどうかはわたしもわかりません。
でも、もしこう思うこと、つぶやくことによって、
不安などに過度に押しつぶされるのではなく、
良い関係を保ち、
ビジネスとしてやるべきことをきちんとしていくことができたら、
とても良いことだと思いませんか?